さらに「仲良し」になった、ロシアとミャンマー...戦闘機も原子力発電所も「ロシア製」で
ロシアにすり寄るミンアウンフライン(写真左、昨年9月) VALERIY SHARIFULINーPOOLーSPUTNIKーREUTERS
<ロシアを何度も訪問し、ロシアから戦闘機を購入しているミャンマー。ロシア企業がミャンマーに原子力発電所を建設する計画も...>
6月半ば、「ロシア版ダボス会議」と呼ばれるサンクトペテルブルク国際経済フォーラムが開催され、ミャンマー軍事政権とロシアの蜜月に注目が集まった。
ミャンマー政府はロシア企業との間で、国内2カ所での風力発電所の建設に向けた覚書に署名。さらにミャンマー国際航空によるロシアとの直行便路線の就航や、ミャンマーを訪れるロシア人へのビザ免除も発表された。
軍事クーデターとウクライナ侵攻によって共に国際的に孤立する両国は近年、戦略的に関係を深めている。ロシアは反体制派の抵抗を封じ込めたいミャンマー政府に武器供与などの支援を提供してきた。
一方、ミャンマー国軍トップのミンアウンフライン総司令官は2021年のクーデター以降、3度ロシアを訪問してロシア製戦闘機などを購入。
ロシアの国営原子力企業ロスアトムが、ミャンマー国内に小規模な原子力発電所を建設する構想もある。
From thediplomat.com