写真のどこかに「毒ヘビ」が...「あなたは見つけられる?」米動物保護センターが投稿した「ヘビを探せ!」
Can You Spot The Venomous Snake Perfectly Camouflaged Among Dead Leaves?
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<一見すると枯葉と緑の草があるだけの地面に、実は毒ヘビが潜んでいることもあるとして、動物保護センターは注意を呼び掛けている>
米サウスカロライナ州の野生動物保護センターが投稿した写真が話題だ。一見すると、枯葉に覆われた地面から草が生えているだけなのだが、実はこの写真のどこかに毒ヘビがいるというのだ。鋭い観察眼で隠れた毒ヘビを発見しようと、同センターはチャレンジを呼びかけている。
■【画像】「あなたは見つけられる?」米動物保護センターが投稿した「毒ヘビを探せ!」と、その答え
この写真は、同州最大の都市チャールストンから200キロメートル北上したところにある町ハーツビルのブラック・クリーク野生動物保護センターが、6月15日にフェイスブックに投稿した1枚。そこのどこかに、ヘビが1匹潜んでいる。同センターはのちに、写真に写っているのはカパーヘッド(Copperhead:別名アメリカマムシ)だと明かした。
センターの広報担当者は本誌に、次のように語った。「こうした毒ヘビから身を守るために、野外を歩き回るときは頑丈な靴を履き、手で何かを触るときにはつねに用心し、夜間は懐中電灯で足元を照らすようにしてほしい」
サウスカロライナ州政府が発行している毒ヘビ情報には、こう書かれている。「カパーヘッドは州全域に生息している。体長は最大1.2メートルだが、平均は60センチメートルから90センチメートルだ」
「体色はピンク色から淡い赤銅色までさまざまで、こげ茶色のしま模様に覆われている。このしま模様は、横から見ると砂時計のような曲線を描いている。頭は一色で、通常は赤銅色をしている」
ヘビに噛まれたときの対処法/NG行動
最後に、米疾病予防管理センター(CDC)による「ヘビに噛まれたときの対処法」を紹介しよう。
・できるだけ速やかに医師の診察を受ける。
・安全な距離をとってヘビの写真を撮る。ヘビの種類がわかると治療に役立つためだ。
・落ち着いて行動する。
・救急隊員が到着するまでのあいだに、応急処置を施す。噛まれた人を横たえるか座らせて、傷口を自然な位置に保ち、腫れが始まる前に指輪や腕時計は外しておく。傷口を石けんで洗ってから、清潔な包帯や衣服などで包み、痛みや腫れのある範囲にしるしをつけて、その横に時刻を書く。
一方で、CDCによる「ヘビに噛まれた際の注意点」は以下の通りだ。
・ヘビを手で持ち上げたり、捕まえようとしないこと。たとえ死んでいても、頭が切り落とされていても、絶対に触れてはいけない。
・噛まれたときは、症状が表れていなくても、すぐに医師の診断を受けること。
・圧迫帯を使用しないこと。(編集部注:日本では「傷口より心臓に近い場所を軽く縛って毒が全身に広がるのを止める」とアドバイスされることが多い)
・噛まれた部分を、ナイフで切ったり切り開いたりしないこと。
・毒を吸い出そうとしないこと。
・噛まれた部分を氷で冷やしたり、水に浸けたりしないこと。
・痛み止めとしてアルコールを飲まないこと。
・鎮痛剤を飲まないこと(アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンなど)。
・電気ショックを与えたり、伝統療法を試したりしないこと。
(翻訳:ガリレオ)