ウクライナ軍、ヘルソン州とクリミア結ぶ橋にミサイル攻撃「占領者の兵站への打撃」
ウクライナ南部ヘルソン州のロシア支配地域とクリミア半島を結ぶチョンガル橋がウクライナのミサイル攻撃を受け、通行できなくなっている。写真はミサイル攻撃で橋にあいた穴。The Telegraph / YouTube
ウクライナ南部ヘルソン州のロシア支配地域とクリミア半島を結ぶチョンガル橋がウクライナのミサイル攻撃を受け、通行できなくなっている。両地域の当局者が22日に明らかにした。
ロシアが任命した同州のウラジミール・サルド知事によると、ミサイル「ストームシャドー」によって攻撃された可能性が高く、死傷者は報告されていない。
クリミアのセルゲイ・アクシヨノフ知事は、橋の通行がいつ再開できるかを判断するため専門家が現場を調査していると述べた。
チョンガル橋は、2014年にロシアが一方的に併合したクリミアと本土を結ぶ数少ない橋の一つ。半島と大陸を結ぶ狭い地峡の代わりとなっている。
RIA通信によると、ロシアの調査チームは、ウクライナ軍がミサイル4発を発射したと伝えた。そのうちの一発の残骸にはフランスで製造されたという表示があったという。
ヘルソン州のウクライナ側当局者は、橋への攻撃は「占領者の兵站への打撃」と指摘し「占領者、占領者の威力への心理的影響が一段と重要になっている。かれらが安全と思える場所はヘルソン州にはない」と通信アプリで述べた。