プーチン、エルドアンの招請受け近くトルコ訪問 ウクライナ侵攻後、初のNATO加盟国訪問へ
ロシアのプーチン大統領(写真)は、トルコのエルドアン大統領の招請を受け、近くトルコを訪問することで合意した。インタファクス通信がロシアのウシャコフ大統領補佐官(対外政策担当)の発言として伝えた。写真はモスクワで13日撮影。提供写真(2023年 ロイター/Sputnik/Gavriil Grigorov/Kremlin via REUTERS)
ロシアのプーチン大統領は、トルコのエルドアン大統領の招請を受け、近くトルコを訪問することで合意した。インタファクス通信がロシアのウシャコフ大統領補佐官(対外政策担当)の発言として伝えた。
訪問が実現すれば、ロシアが昨年2月24日にウクライナ侵攻を開始して以降、プーチン氏による初の北大西洋条約機構(NATO)加盟国訪問となる。
ウシャコフ氏は、プーチン氏が先月再選を決めたばかりのエルドアン氏と近い将来の訪問で合意したが、まだ具体的な日程については話し合っていないと述べた。
トルコは欧米の対ロシア制裁に加わることを拒む一方で、ウクライナに対して兵器供給も行い、その主権を尊重するよう呼びかけてきた。ロシアとウクライナ両国の捕虜交換や、黒海を通じたウクライナ産穀物の輸出で仲介役も果たしてきた。
ロシアのペスコフ大統領報道官はプーチン大統領のトルコ訪問に関する発表後、ロシア、トルコ間の「前例のない協力」を歓迎し、ウクライナでの戦争を巡るエルドアン氏の「バランスの取れた立場」を称賛した。
「トルコがロシアにとって良い隣国であるよう図るため、われわれは手を尽くす必要がある」と強調した。