「ど根性」で命拾い... ほぼヘビに呑み込まれたカエル、九死に一生を得る
![カエル カエル](https://f.img-newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2023/04/webw230425_frog-thumb-720xauto-678056.jpg)
(写真はイメージです) AndrewLam-iStock
<すんでのところで一命を取り留めたカエルの映像が話題に>
豪クイーンズランド州でヘビの捕獲サービスを提供する「サンシャイン・コースト・スネーク・キャッチャーズ24/7」のフェイスブックページに衝撃的な動画が投稿された。
通報を受けて現場に駆け付けたスチュアート・マッケンジーが撮影した映像には、住宅の裏庭で今にもカエルを丸呑みしようとするヘビの姿が。しかしこの動画、拡大してよく見ると身体のほとんどを呑み込まれたカエルが辛うじてドア枠に後ろ足を引っ掛けて踏ん張っているのが分かる。
このヘビはオーストラリアとパプアニューギニアが原産のコモンツリースネークで、クイーンズランド州環境科学省によれば最長2メートルにまで成長する個体もいるものの基本的には1メートル程度だという。毒はなく、カエルやトカゲが主食で、それらの獲物を待ち伏せして捕食する。
マッケンジーは当初、ヘビが食べ終わったところで捕獲しようと考えていたという。しかし、群がってきた人間におびえたのかヘビは食事を諦めることに。カエルをそっくり吐き終えたヘビは途端に逃走を図るも、すぐさま反応したマッケンジーが捕獲に成功。その後、野生環境へと戻された。
一方、生き永らえたカエルもマッケンジーによって保護され、治療を受けるべく野生動物病院に運ばれることとなった。