ヘビがフクロウの「ご馳走」に... ライブカメラが記録した食事シーン
(写真はイメージです) Alice Hebb-shutterstock
<巣で待つメスのためにオスが運んできた「ご馳走」はとぐろを巻いたヘビ>
ニューヨークのヒッコリーの木に取り付けられた鳥の巣箱。その中に設置されたライブカメラに貴重な瞬間が記録され、ソーシャルメディア上で話題となっている。
Cornell Lab Bird Camsがフェイスブックに投稿した動画は、どこからか舞い戻ってきたアメリカフクロウが箱の中を覗き込むシーンから始まる。外観から巣の内部にカメラが切り替わると、そこにはもう1羽の姿が。2羽はつがいで、メスの餌を探しに出ていたオスが戻ってきたところのようだ。
驚くべきはその「ご馳走」──オスが持ち帰ったのは、とぐろを巻いたヘビだった。
フクロウの獲物は実に多岐にわたる。コーネル大学鳥類学研究所のベンジャミン・ウォルターズ氏は「かぎ爪を立てられるものなら何でも食べる」と言う。
「捕食対象には小動物──リス、シマリス、ネズミ、ハタネズミ、ウサギ、鳥(ライチョウの大きさまで)、両生類や爬虫類、無脊椎動物まで含まれている」
アメリカフクロウは3月から繁殖期を迎えている。抱卵期間(28~33日)と、孵化したヒナが巣立つまでの間中、オスはメスとヒナの分まで餌を届ける役割を担う。