金融のドミノ倒し、次はドイツ銀行か
Deutsche Bank Collapse Risk Grows As Experts Wait for Next 'Domino to Fall'
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噂の的のドイツ銀行(ロンドン支店) Toby Melville-REUTERS
<ドイツ銀行の株価が急落。シリコンバレー銀行とクレディ・スイスに続く破綻を市場は懸念する>
今月初めのシリコンバレー銀行の破綻に端を発し、スイスの大手銀行クレディ・スイスに飛び火するなど世界に広がった金融不安で、またも大手が危険領域に足を踏み入れてしまった。今度はドイツ最大のドイツ銀行だ。
ドイツ銀行の株価は先週末の24日、11%下落し、経営危機の恐れに直面している。今回の金融不安が始まった8日以降で考えると、下落幅は29%に達する。
「(金融界は)さらなるドミノ倒しが起きる瀬戸際にいる。次のドミノと目されているのは明らかに(それが正当な見方かどうかはとにかく)ドイツ銀行だ」と、IGグループの主任市場アナリストのクリス・ボーシャンはロイター通信に述べた。「金融危機は完全に一段落したわけではなさそうだ」
シリコンバレー銀行の破綻に続き、ヨーロッパでも大手金融機関が経営危機に陥った。
3月半ば、スイスの金融大手クレディ・スイスの株価は急落。経営破綻に直面したが、その一歩手前でスイスの同業最大手、UBSによる救済買収の交渉がまとまった。
ドイツ銀行の今回の株価下落は、クレディ・スイスの買収交渉の余波を受けたという側面がある一方で、金融システムへの信頼感がいまだに回復していないことを示している。欧州の金融機関の株価下落は3週目に入り、金融不安が始まって以降の下落幅は4.2%となっている。
債券投資家に損失
スイス政府の仲介によりクレディ・スイスが救済され、これで欧州市場は安定するだろうと当初は考えられていた。ところが影響の拡大を抑えるのは難しかったようだ。買収合意により、170億ドル分のクレディ・スイスの社債の価値がゼロとされてしまったことが、ドイツ銀行への懸念を深める要因となってしまった。
2019年からの大規模リストラで持ち直していたドイツ銀行の株価は、再び下落してしまった。ストックス欧州600種指数の銘柄中、最も値を下げたのもドイツ銀行だった。
次に倒れるのはドイツ銀行ではと懸念する人は多いが、一方でクレディ・スイスと同じ運命はたどらないだろうと楽観視するアナリストもいる。
「ドイツ銀行の存続の可能性やその資産価値に関し、われわれは全く不安視していない。はっきり言うが、ドイツ銀行は次のクレディ・スイスにはならない」と、調査会社オートノマスは24日のレポートで述べた。
ドイツのオーラフ・ショルツ首相は24日の記者会見でパニックに陥る必要はないとの見方を示し、ドイツ銀行は「ビジネスモデルを時代に合わせて徹底的に再編しており、非常に収益性の高い銀行だ」と述べた。
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