イスラエル、震災に苦しむシリアにミサイル攻撃 5人死亡・15人負傷
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シリア国営通信は、イスラエルが同日未明にシリアの首都ダマスカス周辺にミサイル攻撃を実施し、5人が死亡して15人が負傷したと報じた。写真はダマスカスで同日、ロケット弾攻撃があった現場に立つ警官ら(2023年 ロイター/Firas Makdessi)
シリア国営通信は19日、イスラエルが同日未明にシリアの首都ダマスカス周辺にミサイル攻撃を実施し、5人が死亡して15人が負傷したと報じた。
2人の情報機関筋によると、攻撃されたのはイランが基盤を構築したセキュリティー関連施設の周辺。イスラエル軍の報道官はコメントを拒否した。
シリア軍は声明で、ダマスカスと周辺地域の住宅数軒などが攻撃されたと指摘。シリアのメクダド外相は、同国各地で多数が死亡した2月6日の地震から2週間も経過しないうちに行われたミサイル攻撃は「人道に反する犯罪」とみなされるべきだと主張した。
攻撃が特定の個人を狙ったものかどうかは明らかではないが、西側の2人の情報機関筋は、イランのイスラム革命防衛隊が運営するビルの物流センターが標的だったと話した。
