最新記事

野生生物

推定70歳の老ワニ、豚を食べる瞬間...歯無しであだ名は「ブタ吸い年金受給者」──彼女12匹の現役プレイボーイ 豪州

Watch Enormous Crocodile Thought To Be 70 Years Old Feast on Feral Pig

2023年1月27日(金)15時30分
ロビン・ホワイト
ワニ

(写真はイメージです) RolfSt-iStock

<推定70歳の歯無しワニはオーストラリアの人気者。あだ名は「スカーフェイス」なのか「ブタ吸い年金受給者」なのか「デインツリー川の主」なのか...>

推定70歳の巨大ワニが野生の豚を食べる動画がネット上で話題をさらっている。動画はオーストラリアで撮影されたもの。体長4メートル以上の大きなワニが、豚を持ち上げて地面にたたきつける。

【動画】豚を食べる推定70歳の歯無しワニ

動画を撮影したのはクイーンズランド州のデインツリー川で観光ツアー事業「Solar Whisper Daintree River Crocodile & Wildlife Cruises」を営むデヴィッド・ホワイト。

ワニの動画について、ホワイトは本誌にこう語った。ワニの顔には無数のあざがあるため「スカーフェイス」と呼ばれきたが、ホワイトは新たなあだ名も思いついたようだ。

「動画を見れば分かると思うが、このワニには歯がない。だから私は彼を『ブタ吸い年金受給者』と呼ぶことにした。彼は年寄りだ。正確な年齢は分からないが、70歳くらい、もしくはそれ以上とみていいだろう。ワニの寿命についてはまだあまり多くが知られていないんだ」

ホワイトが言うには、スカーフェイスは豪雨で川に流された豚を発見し、食べたとみられる。ワニは昆虫、魚、カエル、甲殻類から哺乳類まで、基本的になんでも食べるとされている。

ホワイトは21年前からスカーフェイスを観察してきた。このワニは地元住民にとってはアイドルのような存在で、ツアー参加者の多くはこのワニを見たがっているという。

「我々はこのワニを『デインツリー川の主』と呼んでいる。このワニには12匹の彼女がいて、ここ数十年はそのうちの3匹に特に夢中だ。巨大だが、紳士。Facebookには多くのファンがいて、彼を見るためにこの地を訪れる観光客も多い」

20241224issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年12月24日号(12月17日発売)は「アサド政権崩壊」特集。アサドの独裁国家があっけなく瓦解。新体制のシリアを世界は楽観視できるのか

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

CFPBが米大手3行提訴、送金アプリ詐欺で対応怠る

ワールド

トランプ氏、TikTokの米事業継続を「少しの間」

ワールド

ガザ北部の病院、イスラエル軍による退去命令実行は「

ワールド

独クリスマス市襲撃、容疑者に反イスラム言動 難民対
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:アサド政権崩壊
特集:アサド政権崩壊
2024年12月24日号(12/17発売)

アサドの独裁国家があっけなく瓦解。新体制のシリアを世界は楽観視できるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    トランプ、ウクライナ支援継続で「戦況逆転」の可能…
  • 5
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、…
  • 6
    「私が主役!」と、他人を見下すような態度に批判殺…
  • 7
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 8
    「オメガ3脂肪酸」と「葉物野菜」で腸内環境を改善..…
  • 9
    「スニーカー時代」にハイヒールを擁護するのは「オ…
  • 10
    「たったの10分間でもいい」ランニングをムリなく継続…
  • 1
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 4
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 5
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 6
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 7
    【クイズ】アメリカにとって最大の貿易相手はどこの…
  • 8
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 9
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、…
  • 10
    ウクライナ「ATACMS」攻撃を受けたロシア国内の航空…
  • 1
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 2
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命を…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 8
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 9
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中