最新記事

カタールW杯

韓国戦ゴールラッシュのブラジル、歓喜の舞にチッチ監督も加わる「チームの結束のため」

World Cup: Neymar And Teammates Show Off Choreographed Dance Moves After Scoring [Watch]

2022年12月7日(水)20時15分
サクシ・グプタ
ブラジル代表の選手たち

ゴールを祝うブラジル代表の選手たち(12月5日) Carl Recine-REUTERS

<韓国を相手に4得点の圧勝。初戦で負傷したネイマールも復帰し、チームの雰囲気は最高潮>

現地時間月曜に行われたカタールW杯ラウンド16の韓国との一戦で、ブラジル代表の選手たちとチッチ監督は振り付けをしたダンスを披露。

この試合、ブラジルはネイマール、ヴィニシウス・ジュニオール、リシャルリソン、ルーカス・パケタがゴールを決め、前半で4-0とリードを広げた。韓国はペク・スンホが得点するも、最終的には4-1で試合終了。

今大会3ゴールを挙げているリシャルリソンは、得点ランキング首位のフランス代表FWキリアン・エムバペ(5ゴール)に次ぐ2位に位置付けている。

また、足首の負傷でグループリーグの2試合を欠場していたパリ・サンジェルマン(PSG)のストライカー、ネイマールの活躍も大きな追い風となった。ネイマールは得点だけでなく、ヴィニシウスのゴールもアシストした。

ブラジル代表として通算76ゴールを挙げているネイマールは、同国の「伝説」ペレの持つ歴代記録にあと1つと迫っている。

グループステージでは、カメルーンを相手に0-1とショッキングな敗戦もあったが、ブラジルは依然としてワールドカップの優勝候補の一角であり、韓国戦でのパフォーマンスがそのことを裏付けた。


ゴール後のダンスは「チームを結束させるため」

ゴールラッシュとなったこの試合では、得点のたびにタッチライン際で派手な振り付けのダンスを披露。3点目のセレブレーションには監督のチッチも加わり、選手とともに盛り上がった。

"鳩ダンス"について、チッチは「あくまでチームの結束を強めるため」と述べている。

「私は選手たちに合わせようとしている。彼らはとても若く、踊ったり、冗談を言ったり、動きを作ったりするのが好きだ。彼らに、私もその動きを学ばないといけないと言われた」

ブラジルの圧勝後、チッチは記者団に対し、「無礼だと言う人もいるだろう。常にカメラがあることは分かっているし、誤解されたくなかった」と語った。

【動画】選手たちと一緒に「鳩ダンス」を踊るも、真顔なチッチ監督

20250401issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月1日号(3月25日発売)は「まだ世界が知らない 小さなSDGs」特集。トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米国務長官、外国人学生300人超のビザ取り消し 「

ビジネス

日経平均は続落で寄り付く、トランプ関税警戒が継続 

ワールド

プーチン氏がウクライナ暫定統治案、選挙必要と主張=

ビジネス

加藤金融相、株主総会前の有報開示を要請 全上場企業
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影された「謎の影」にSNS騒然...気になる正体は?
  • 2
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中国・河南省で見つかった「異常な」埋葬文化
  • 3
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジェールからも追放される中国人
  • 4
    地中海は昔、海ではなかった...広大な塩原を「海」に…
  • 5
    なぜANAは、手荷物カウンターの待ち時間を最大50分か…
  • 6
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 7
    「マンモスの毛」を持つマウスを見よ!絶滅種復活は…
  • 8
    「完全に破壊した」ウクライナ軍参謀本部、戦闘機で…
  • 9
    【クイズ】アメリカで「ネズミが大量発生している」…
  • 10
    老化を遅らせる食事法...細胞を大掃除する「断続的フ…
  • 1
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 2
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 3
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 4
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
  • 5
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 8
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 9
    大谷登場でざわつく報道陣...山本由伸の会見で大谷翔…
  • 10
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 6
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中