中国反政府デモの発火点となった高層住宅火災で起こったゼロコロナの悲劇とは
"They never care": Angry relatives of China fire victims dispute death toll
MERHABA MUHAMMAD
中国当局は、新型コロナ対策が原因で犠牲者が出たとする声を否定している。
地元当局は、24日夜の火災で死亡した人々の身元をまだ特定していない。インターネット上に投稿された幾つかの動画には、火災のあった高層住宅の周囲に(住民が外出できないように)柵が設置されているために消防車が近づけず、離れたところから放水している様子が捉えられており、実際には公式発表よりも多くの人が犠牲になったのではないかという声が高まっている。
ムハマドは「ソーシャルメディア上で広まっている動画を見ると、火災が起きているのに住民は逃げることができなかったようだ。外に出ることができていたら、叔母やその子どもたちも助かったかもしれない」と言う。「中国政府の過度な新型コロナ対策が原因だ。中国政府は嘘をついているし、彼らの政策は本当にひどい」
彼女はまた、地元当局者たちが叔母一家の救助を優先しなかったのは、彼女たちがウイグル人だからだとも主張した。
「中国政府は、住民がウイグル人だから助けようとしなかったのだ。政府は私たちのことを気にかけていない。これまでもずっとそうだった。私たちを一度も人間らしく扱ったことはない」と彼女は言った。「もしもこの火災が、漢民族が暮らす別の場所で発生していたら、彼らも何らかの手を打っていたはずだ」