最新記事

海洋生物

海岸に流れ着いた謎の物体、クジラのペニスか

2022年10月21日(金)17時45分
若道いつき
クジラのペニス

(写真はイメージです) Gerald Corsi-iStock

<辺りには繁殖期のザトウクジラが集っていると専門家は言う>

オーストラリアの浜辺に奇妙な物体が打ち上げられ、その正体をめぐって議論が白熱している。

問題の映像は@bootscootinafがクイーンズランド州北部のマグネティック島で撮影し、TikTokに公開したものだ。動画の中で女性はその物体に足を近づけ、その大きさを強調する。

【映像】波打ち際に打ち上げられた「クジラのペニスに見える!」と話題の何か

15日に動画が公開されて以来、コメント欄では視聴したユーザーの間でさまざまな憶測が飛び交っている。

ある視聴者は「パッと見、ヒトの足かと思った」と述べ、他には「クラーケンは生きている!」と伝説上の海の怪物の名を挙げるユーザーも見られた。

なかでもユーザーたちを最も興奮させているのは、この物体が「クジラのペニスなのでは?」という説だ。

野生生物学者のヴァネッサ・ピロッタは、映像からその正体を判断することは難しいと語る。断定するためには情報が不十分だという。クジラのペニス説以外にも、サメの肝臓など他の海洋生物の臓器の可能性についても言及した。

ただピロッタによると、現在この海域はザトウクジラの繁殖エリアになっており、シャチなどの肉食動物がクジラのペニスを食いちぎったことも考えられるという。

20250218issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年2月18日号(2月12日発売)は「ガザ所有」特集。和平実現のためトランプがぶち上げた驚愕の「リゾート化」計画。現実になる公算は?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ、クリミア併合前への国境回帰は非現実的=

ワールド

エジプトとカタール、ガザ停戦維持に向け一層の尽力=

ワールド

金利引き下げるべき、低金利は関税と「連動」=トラン

ワールド

ウクライナとの占領地域交換交渉、「決してしない」と
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ガザ所有
特集:ガザ所有
2025年2月18日号(2/12発売)

和平実現のためトランプがぶち上げた驚愕の「リゾート化」計画が現実に?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 2
    2025年2月12日は獅子座の満月「スノームーン」...観察方法や特徴を紹介
  • 3
    【徹底解説】米国際開発庁(USAID)とは? 設立背景から削減議論まで、7つの疑問に回答
  • 4
    フェイク動画でUSAIDを攻撃...Xで拡散される「ロシア…
  • 5
    【クイズ】アメリカで「最も危険な都市」はどこ?
  • 6
    iPhoneで初めてポルノアプリが利用可能に...アップル…
  • 7
    【クイズ】今日は満月...2月の満月が「スノームーン…
  • 8
    暗殺犯オズワルドのハンドラーだったとされるCIA工作…
  • 9
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 10
    便秘が「大腸がんリスク」であるとは、実は証明され…
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 3
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮兵が拘束される衝撃シーン ウクライナ報道機関が公開
  • 4
    Netflixが真面目に宣伝さえすれば...世界一の名作ド…
  • 5
    研究者も驚いた「親のえこひいき」最新研究 兄弟姉…
  • 6
    メーガン妃の最新インスタグラム動画がアメリカで大…
  • 7
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 8
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 9
    iPhoneで初めてポルノアプリが利用可能に...アップル…
  • 10
    「だから嫌われる...」メーガンの新番組、公開前から…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 6
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 7
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 8
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 9
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中