最新記事

共和党予備選

トランプ演説の間に途中で帰る人が続出!?の異常事態

Video Reportedly Shows Michigan Rally-Goers 'Streaming Out' as Trump Speaks

2022年10月3日(月)18時22分
トーマス・キカ

ミシガン州の共和党予備選で演説したトランプ(10月1日) Chery Dieu-Nalio-REUTERS

<中間選挙の応援演説のはずが、2020年の「盗まれた」大統領選挙と捜査関係者への不満のオンパレード。聴衆もさすがに愛想が尽きた?>

ミシガン州で10月1日夜に開かれたドナルド・トランプ前米大統領の集会で、トランプの演説中に参加者たちが次々に会場を後にしたとささやかれている。

激戦州の一つといわれるミシガン州のウォーレンで開催された集会で、トランプは中間選挙に向けて自らが支援している候補者たちの応援演説を行った。中でも名が知られているのは知事選に出馬しているテューダー・ディクソン候補(共和党)。トランプ批判派として知られる現役のフレッチェン・ウィトマー(民主党)と戦っている。

会場にいたデトロイト・フリープレス紙の記者ポール・イーガンはツイッターで、集会への参加者がそれほど多くないことや、一部の参加者はトランプの演説が始まったために席を立った模様であることを伝えた。最初のツイートでイーガンは、トランプの演説予定時刻の約10分前の会場の様子を写した写真と共にこう伝えた。

「ここはマコーム大学スポーツ&エキスポセンターの後方。トランプ(前)大統領の演説開始まであと10分だ」とイーガンはツイートした。「立ち見できるスペースはまだたっぷり空いているようだ。消防署長によれば定員は6600人だ」

トランプ演説を「生配信」する参加者たち

その後、トランプの演説が始まって15分ほど経ったころにイーガンは、参加者が次々と帰宅の途についているようだと述べた。トランプは同州で自分が応援している候補者たちについて短く述べたあと、当局や議会への不満や批判をぶちまけ始めた。スピーチは1時間ほど続いたという。

「演説は今や1時間を経過してまだ続いているが、15分目あたりから出口に向かう参加者の流出が止まらない」とイーガンはツイートした。「トランプ前大統領は候補者たちについて2言3言述べ、そこからいつもの愚痴が始まった」

【動画】トランプ演説、途中で帰る人々

イーガンはのちに、トランプの演説の間に会場を出ていく参加者の動画も投稿した。

「これはミシガン州ウォーレンの施設を後にする参加者たちの動画だ。トランプ前大統領の演説が始まって20分くらい経ったところだ」とイーガンは書いた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場・寄り付き=ダウ約300ドル安・ナスダ

ビジネス

米ブラックロックCEO、保護主義台頭に警鐘 「二極

ビジネス

FRBとECB利下げは今年3回、GDP下振れ ゴー

ワールド

ルペン氏に有罪判決、被選挙権停止で次期大統領選出馬
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者が警鐘【最新研究】
  • 3
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 4
    「炊き出し」現場ルポ 集まったのはホームレス、生…
  • 5
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 6
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 7
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 8
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 9
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 10
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 1
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 2
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 10
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中