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海洋生物南太平洋の島で数百頭単位のクジラの集団座礁が相次ぐ

約200頭のクジラが打ち上げられたタスマニア島西岸(9月21日) NRE Tasmania/Handout via REUTERS
<ニュージーランド領チャタム諸島で数日のうちに発生した2回の集団座礁で500頭近くのクジラが見つかった>
南太平洋に浮かぶニュージーランド領の島で数百頭のクジラの集団座礁が相次いでいる。
座礁したクジラを救助する団体「プロジェクト・ジョナ」によると、チャタム諸島のピット島では約250頭のゴンドウクジラが打ち上げられた。
先週末には、同島の北西に位置するチャタム島の海岸に215頭が打ち上げられたばかりだった。この2件の集団座礁で合計500頭近くのクジラが息絶えたことになる。
周囲はホホジロザメの生息地として知られ、手負いの状態で海に帰しても生き延びるのは困難という判断から安楽死させたクジラもいるという。
9月には豪タスマニア島にもおよそ200頭のゴンドウクジラが打ち上げられた。
クジラの座礁は世界各地で起きており、珍しいことではないが、その原因は定かになっていない。

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