イラン首都の刑務所火災で4人死亡 抗議デモ参加者も収容
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イラン首都テヘランのエビン刑務所で10月15日夜に火災が発生し、4人が死亡、61人が負傷した。国営メディアが伝えた。同日、エビン刑務所で撮影した動画より(2022年 ロイター)
イラン首都テヘランのエビン刑務所で15日夜に火災が発生し、4人が死亡、61人が負傷した。国営メディアが伝えた。
15日のイラン当局発表によると、刑務所の作業場で「金融犯罪の囚人と窃盗犯のけんかが起きた後」に火が付けられた。エビン刑務所には多数の政治犯や、スカーフのかぶり方が不適切だとして風紀警察に拘束された女性がその後死亡した問題で抗議デモに参加した人々も収容されている。
抗議デモは拡大の一途をたどり、16日にはタブリーズやラシュトなどの都市にある大学でも行われた。ソーシャルメディアに投稿された複数の動画には、テヘランのある大学の学生らが「イランは大きな監獄に成り果てた。エビン刑務所は大殺りくの場となっている」と叫ぶ光景が映し出されている。
