韓国ユン大統領が大炎上 バイデンと面談後、米議会をディスり「あのXXども......」
「国会で、このXXどもが承認しなければ、バイデンは恥ずかしくてどうするだろう」
この発言がたまたまユン大統領らの前にいた韓国メディアのテレビカメラに収められ、韓国メディアが一斉に報じることとなった。
ここでの「国会」は米国議会のことと思われる。また「XX」の伏せ字の部分は韓国語の「새끼」(=野郎)のようだ。ようだ、というのは韓国のメディアは暴言や卑猥な言葉については制約が課せられており、今回のユン大統領の発言についても報道各社は伏せ字にした形で報じているからだ。
与野党対立の国会で取り上げられ大炎上
ユン大統領の問題発言は、ちょうど本会議が開かれている韓国国会でも取り上げられ、野党は韓悳洙(ハン・ドクス)首相に対して集中砲火を浴びせた。最大野党の共に民主党の金議員は「大韓民国のレベルが崩れた」「事故は大統領がしたが、恥をかくのは国民の役目になる」と指摘。韓首相は、ただ、「明確にそのような会話をしたら、国民はどう判断するだろうか。事実とすれば、適切ではない」と防戦するのに手一杯な状態だった。
また共に民主党のパク・ホングン院内代表は「ユン政権の手ぶら外交、卑屈外交に続き、ユン大統領の暴言事故外交で韓国の国家の品格まで大きく失墜された。これを機に、このような拙速、無能、屈辱、それにこのような暴言まで至るまで、国際的な大韓民国の品格を下げる外交責任を問い、外交関係者の更迭を行い、大統領が外交戦略を立てなければならない」と政権の刷新を求めた。
こうした状況を受けて大統領室関係者は、ニューヨーク現地のプレスセンターで記者らに対して「ステージ上での公的な発言でもなく、プライベートな席での発言について外交的成果に関連させるのは極めて適切ではない」と発言し、「国益の観点から主要なアジェンダと関連してどんな進展があるのか、進展がないようであれば補足説明を要するか、このような意見を集めていく努力が必要だ」として火消しに躍起になっていた。
9月16日に行われた世論調査では支持率が7週ぶりに30%台に浮上したユン大統領だが、今回の炎上でまた30%を割り込むのは必至と見られる。