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歌手「スパイス・ガールズ」メンバー、初ライブの前夜に性的暴行を受けていたことを告白
Spice Girls Member Reveals She Was Sexually Assaulted Night Before Their First-Ever Concert
@melaniecmusic/Instagram
<大人気グループ「スパイス・ガールズ」の一員として活躍していたメルCが、若かりし頃に受けた性的暴行の経験をポッドキャストで明かした>
1994年に結成され、世界的な大ヒットを飛ばしたポップグループ「スパイス・ガールズ」。そのメンバーで歌手のメラニー・チズムは、スパイス・ガールズとして初めてライブパフォーマンスを行った日の前夜に、性的暴行を受けていたことを明らかにした。
通称「メルC」として知られるチズムは、ポッドキャスト「ハウ・トゥー・フェイル」のインタビューで、トルコのイスタンブールで初めてステージに立つ前にマッサージを受けたとき、性的暴行をされたと語った。
チズムは、初めての本格的なコンサートでライブパフォーマンスを行うことに気がたかぶり、大舞台の前に自分へのご褒美としてマッサージを受けようと考えた。しかし、事態は一転。マッサージ師から性的暴行を受けたのだが、その時の彼女は何もできなかったという。
「それまではすべてが、ずっとやりたかったこと、なりたかったものという頂点に向かっていた」とチズムは振り返る。「私の原動力はステージに立つこと、パフォーマーであることなので、スパイス・ガールズとして初めてのショーの前夜、ホテルでマッサージを受けることにした」
「そして、私の身に起きたことについて、私はすぐに葬り去った。ほかに集中すべきことがあったから。大騒ぎしたくないとも思ったが、同時に、対処する時間もなかった」
そのひどい体験にすぐに対処しなかったせいか、その夜のことは、心の奥深くに「何年も何年も何年も」埋もれていた、とチズムは語る。9月15日に出版された自伝「Who I Am」を書くまで、その夜について考えることはなかった、とチズムは話している。
公表することは私にとって重要だと考えた
「あるとき、夢のなかで出てきた。あるいは、ちょっと目が覚めたときに思い出したのかもしれない。『ああ、あのことを本に書こうとは、思ってもいなかったんだ』という感じだった」とチズムは話す。
「それから、もちろん考える必要があった。『果たしてこれを公表したいのか?』についてね。そして私にとって、それを口にすること、最終的に対処して処理することは、実はとても重要だと考えた」
チズムは、当時の状況は性的暴行としては「軽め」なもので、「そこまで最悪ではなかった」が、自分の人生に大きな衝撃を残したと語っている。
「自分は侵害されたと感じた。自分がとても無力に感じ、恥ずかしいと思った。そして、どうすべきかよくわからなかった。『これでいいのだろうか? 何が起きているんだろう?』という感じだった。私は専門家と一緒にいて、服を脱いでいるという状態だったから」とチズムは説明した。
(翻訳:ガリレオ)