最新記事

アップル

父が生んだ「iPhone愛」ゆえに? ジョブズの娘が、最新iPhoneをバカにする投稿

Steve Jobs' Daughter Eve Mocks iPhone 14 Launch, Hints Nothing's Changed

2022年9月10日(土)16時03分
ジェイミー・バートン
iPhone14

アップル本社でのイベントでiPhone14を手に取るゲスト(2022年9月) Carlos Barria-Reuters

<iPhone14はiPhone13から何も変わっていない? スティーブ・ジョブズの娘でインフルエンサーのイブが、インスタグラムで新製品を皮肉る投稿>

米アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズの娘であるイブ・ジョブズ(24)が、最新のiPhoneを嘲笑するような写真をソーシャルメディアに投稿し、話題となっている。

■【写真】イブ・ジョブズが投稿したiPhone14を皮肉る写真

アップルのティム・クックCEOは9月7日、同社の本社内にある「スティーブ・ジョブズ・シアター」で開かれた新製品発表会に登壇し、「iPhone 14」と「iPhone 14 Pro」の他、「Apple Watch シリーズ8」や「Apple Watch Ultra」、「AirPods」を発表した。

こうしたアップルの新製品発表の後には、ネット上で広く議論が盛り上がり、ソーシャルメディアにはコメントやジョークが飛び交うのがおなじみとなっている。そして今回、その流れに参戦したのが、アップル共同創業者であるジョブズと慈善家のローレン・パウエル・ジョブズの娘イブだ。

イブはインスタグラムの認証済みアカウントで、「いま着ているシャツとまったく同じ新品のシャツを誇らしげに持つ男性」の写真を(24時間で自動的に消える)「ストーリーズ」に投稿。「今日のアップルの発表後にiPhone 13からiPhone 14にアップグレードする私」とキャプションに書いた。最新バージョン(14)は以前のバージョン(13)と何も変わらない、というわけだ。

モデルで乗馬の名手として知られ、ソーシャルメディアのインフルエンサーでもあるイブは、この「ミーム」(ネット上のネタ画像などを指す)を30万7000人のフォロワーにシェアした。

父が世に出したiPhoneへの愛着も

イブは、バニティ・フェア誌の最近の記事で、iPhoneについて「毎日、美しく思い出させてくれるもの」と語り、「一日中、毎日。本当にそう。私の心を暖かくしてくれる」と明かしていた。

iPhoneの生みの親であるジョブズの娘が、父亡き後のiPhoneの現状を皮肉った今回の投稿は、ソーシャルメディアの多くのユーザーの注目を集めている。彼女の存在を知ったTwitterユーザーの1人は、「スティーブ・ジョブズは子供にイブ・ジョブズと名付けたのか?」と投稿した。

別のユーザーは、「かわいそうなスティーブ。彼は、本当に世の中を変え、役に立つと思わなければ、世に出さなかった。今のアップルは『あなたが欲しいものを除くすべてが含まれた2000ドルの新しいタブレットを買ってください。たった300ドルでAirPodsがつきます!』と言っている」と皮肉った。

さらにはイブの投稿について、「彼女が正直でいるのは良いことだ」とするものや、「彼女は間違っていない」と擁護するコメント、ミームのジョークを面白がるユーザーなどで大盛り上がりとなった。

このミームを作成したという「wallstmemes」は、イブが使用したことについてコメントし、メディアを「熱狂させた」と述べている。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

独VWの筆頭株主ポルシェSE、投資先の多様化を検討

ビジネス

日産、25年度に新型EV「リーフ」投入 クロスオー

ビジネス

通商政策など不確実性高い、賃金・物価の好循環「ステ

ビジネス

英2月CPIは前年比+2.8%、予想以上に鈍化 今
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 5
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 6
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
  • 7
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「レアアース」の生産量が多…
  • 10
    古代ギリシャの沈没船から発見された世界最古の「コ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中