カナダ刃物殺傷事件、容疑者1人が遺体で発見 弟はなお逃走中

カナダ中西部サスカチワン州の先住民居住区で多数の住民が刃物で殺傷された事件で、警察当局は9月5日、逃走していた容疑者の1人が死亡しているのを発見した。もう1人は、なお逃走しているという。写真左はダミアン・サンダーソン容疑者（31）、右はマイルス・サンダーソン容疑者（30）で、2人は兄弟。4日公開されたカナダ連邦警察隊（RCMP）の提供写真（2022年　ロイター）

カナダ中西部サスカチワン州の先住民居住区で多数の住民が刃物で殺傷された事件で、警察当局は5日、逃走していた容疑者の1人が死亡しているのを発見した。もう1人は、なお逃走しているという。

ダミアン・サンダーソン（31）、マイルス・サンダーソン（30）の両容疑者は兄弟で、4日に同州の先住民居住区の13カ所で10人を殺害したほか、18人を負傷させた疑いが持たれている。

警察は、一部の犠牲者は標的にされていたとみられるが、その他は無差別に襲われた可能性があるとしている。

遺体で発見されたのはダミアン容疑者で、同州ジェームズスミスクリーネーションの民家に近い草地で発見され、自傷行為ではないとみられる外傷があったという。

警察は、マイルス容疑者がダミアン容疑者の死亡に関与している可能性について「どちらとも言えない」と語った。

［ロイター］

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