「これではまるで妓生!」 韓国政府、ヴォーグとコラボした大統領府ファッション撮影で炎上
韓服で横になった女性は"妓生"
またファッション関係者からは「韓服を着て横になって撮影するのは"妓生"(=朝鮮時代の芸者)をイメージさせる点を注意しなければならない」という指摘も出された。
今回の問題は国会でも議論の的となった。政権交代で野党となった共に民主党の議員たちが政権批判のネタとして取り上げたのだ。
イ・ビョンフン議員は「大統領府地域の使用許可基準があるが、営利行為、特定の団体や階層に利益を与える場合は許可してはいけないという規定がある」と指摘した。イム・ジョンソン議員も「大統領室や主務大臣にどのように報告もしないのか」と問い詰めた。
大統領府を管理する韓国文化財庁は、火消しにやっきになった。「開かれた大統領府を新たに紹介しようと撮影を許可した」としながらも「多様な見解と懸念を謙虚に受け入れる」と釈明した。
文化財庁のチェ・ヨンホ活用政策課長は「今後、大統領府の歴史性と象徴性が損なわれないよう、大統領府での撮影及び場所の使用許可に慎重を期すようにします」と今後同様の問題が起きないようにすることを
とはいえこれで問題が解決したわけではない。ヴォーグ・コリアは今回問題となった文化遺産ツアーキャンペーンとのコラボ企画について「文化財庁と韓国文化財財団はキャンペーンを通じて全国にある文化遺産75カ所を10のテーマに分けて紹介する」と紹介していたからだ。
今後、大統領府以外の文化遺産でコラボ企画が実施されるときには、今回のような炎上騒動が起きないことを願わずにはいられない。