韓国では国民の3分の1がコロナに感染、若年層を中心に2回目感染も
新たないじめも起きている。マスクを無理やり引き剥がすいたずらで、マスクのゴムが切れることもある。人前でマスクを取ることは下着を脱ぐことと同じと考える学生も少なくないという。
「マスク詐欺」に対し、オンライン掲示板には「容貌に敏感になってしまう時期」「10年の付き合いがある友達の前でもマスクを取ることが負担になるときがある」「中学生の時にかわいいと思われたかった。行動は理解できる」など肯定的な意見がある反面、「食べないなら給食を受け取るべきではない」、「マスクを取りたくないからと給食を食べないのは損」などといった否定的な意見も投稿されている。
8月後半に20万人から28万人に達する
韓国政府は8月か遅くとも9月か10月には1日当たりの新規感染者が15万人から20万人に達すると予想していたが、8月後半に20万人から28万人に達すると予測値を修正した。25万人前後をピークと考え、1日に30万人発生しても対応できる対応策を発表した。
全国4カ所まで減らした臨時選別診療所を再び増やし、首都圏に55カ所、非首都圏地域15カ所の臨時選別検査所を設置して週末検査も拡大する。
また、診断キット販売業の申告を一時的に免除して、全国4万8000店のコンビニで9月30日まで診断キットを販売する。重症患者が800人から2000人、死亡者が1日最大120~140人という予測に基づいて、コロナ病床を4000確保する。
新型コロナ診断検査から診療、処方まで行う「ワンストップ診療機関」を現在の6500から7月中には1万まで拡大し、飲み薬を今年下半期に34万人分、来年上半期に60万人分、合わせて94万人分を追加で導入する計画だ。
また、サムスン電子は社内対策を強化。会食や対面会議、研修、社内行事の自粛を促す通達を出し、出張も制限して来月8日に米ニューヨークで行う新型スマートフォンの公開イベントの派遣人員を大幅に減らすことにした。新製品の発表はライブ中継される予定だ。
現代自動車も社内教育や行事、会議などオンライン実施を基本とし、社員の私的会合など業務外の活動自粛を求めている。