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日韓関係韓国ユン政権、来週日本に高官を派遣 懸案解決の対話開始めざす
韓国政府当局者は、高官による来週の日本訪問が両国間に横たわる歴史問題の打開に向けた対話の始まりになることを期待していると述べた。写真は韓国の朴振外相。5月韓国ソウルでの代表撮影(2022年/ロイター)
韓国政府当局者は、高官による来週の日本訪問が両国間に横たわる歴史問題の打開に向けた対話の始まりになることを期待していると述べた。
共同通信は14日、韓国の朴振外相が18日に就任後初めて来日する方向で日韓両政府が最終調整に入ったと伝えた。韓国政府は報道を確認していない。松野博一官房長官は15日の閣議後会見で、朴外相の訪日について「何ら決まっていない」と述べた。
5月に発足した尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の高官はロイターに、先の参議院選挙で岸田文雄首相が率いる自民党が大勝したことを心強く思うと語った。
別の高官は、尹錫悦大統領が遊説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相の国葬に首相率いる政府代表団を派遣する方針だと述べた。
また、尹大統領が日本の植民地支配からの解放を記念する8月15日の光復節で行う演説で日本に和解のメッセージを送る見込みで、「われわれは真の会談のための扉を開こうとしている」と語った。
アナリストの間では、岸田氏が安倍氏が取り組んできた憲法改正などを優先し、韓国政策は後回しにする可能性があるとの見方も一部にあるが、韓国政府関係者からは、バイデン米大統領の圧力もあり日本はより積極的に対話しようとしているとの声が聞かれる。
日韓の懸案の一つである元徴用工問題について、ある高官は尹政権が原告と日本政府の両方が納得する「現実的で実現可能な提案」を目指していると述べた。別の高官は、補償問題は貿易やその他の問題と一緒に解決されるべきで、妥協はより困難になる可能性があると指摘した。