最新記事
アメリカ社会バイデン、粉ミルク不足解消へ国防生産法発動 海外から国防総省の航空機で輸送へ
バイデン米大統領は5月18日、乳児用粉ミルクの国内の品不足に対応し、国防生産法(DPA)を発動してメーカーが必要な原料を調達・増産できる体制づくりを進めた。写真は10日、テキサス州アントニオのスーパーで撮影した粉ミルクの棚(2022年 ロイター/Kaylee Greenlee Beal)
バイデン米大統領は18日、乳児用粉ミルクの国内の品不足に対応し、国防生産法(DPA)を発動してメーカーが必要な原料を調達・増産できる体制づくりを進めた。
ホワイトハウスによると、原料の供給業者は粉ミルクメーカーを優先するよう求められているという。
バイデン氏はまた、厚生省と農務省に対し、国防総省の商用機を使って海外から米国の安全衛生基準に適合する粉ミルクを輸入するよう指示した。
バイデン氏はベセラ厚生長官とビルサック農務長官への書簡で、向こう数週間、数カ月で業界全体の生産を増やす必要があると述べた上で、増産できるまでは輸入品でつなぐと指摘。「安全な粉ミルクを迅速に追加輸入するためにあらゆる適切な措置を講じるよう要請する」とした。
ホワイトハウスによると、通常の航空貨物ルートを迂回(うかい)することで輸入と国内流通の迅速化につながる見通し。
米国では粉ミルク生産で国内最大手のアボット・ラボラトリーズが細菌感染症が発生したとの申し立てを受けて2月に製品回収を実施したのをきっかけに品不足が深刻化。アボットは16日、ミシガン工場での粉ミルク生産再開に関して米食品医薬品局(FDA)の同意を得たと発表した。
【話題の記事】
・コロナ感染で男性器の「サイズが縮小」との報告が相次ぐ、「一生このまま」と医師
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・日本のコロナ療養が羨ましい!無料で大量の食料支援に感動の声
・コーギー犬をバールで殺害 中国当局がコロナ対策で...批判噴出