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航空機「お前のものは俺のもの」 ロシア、外国からのリース機を全て国内にとどめると発表
ロシアのボリソフ副首相は、国外の会社から借り受けていた航空機でリース契約解除後も国内にある機体は全て、回収されることなく国内にとどめるとの見方を示した。写真はモスクワの国際空港に駐機するロシアの民間旅客機。3月12日撮影(2022年 ロイター/Marina Lystseva)
ロシアのボリソフ副首相は31日、国外の会社から借り受けていた航空機でリース契約解除後も国内にある機体は全て、回収されることなく国内にとどめるとの見方を示した。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて欧米が発動した対ロシア制裁により、欧米のリース会社はロシアの航空会社に貸与していた500機強のリース契約解除を強いられた。ロシアは、このうち78機が国外で回収されたと説明しているため、国内に400機以上が残っているとみられる。
これらのリース機の大半の登録先である英領バミューダとアイルランドは耐空証明の適用を停止しており、通常ならば運航停止が必要となる。
しかし、ロシアでは市場価値が約100億ドルとされる外国からのリース機をロシア籍に再登録することを認める法律が成立。国内航空会社は外国の提携先との関係悪化を憂慮して新法の活用をためらっているが、ボリソフ副首相は全ての外国リース機がロシアで登録されたと強調した。
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