燃え上がるSUVからイヌを救出する「ヒーロー」が話題に
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愛犬ハンクを救出しようと飼い主も必死だった(動画は本文中にあります) FOX 10 Phoenix-YouTube
<救助した保安官代理も一人の愛犬家だった>
黒煙の上がるクルマから1匹のイヌを救出する動画が拡散され、ネット上では米コロラド州の保安官代理が「英雄」として称えられている。
事件は先月22日に発生した。ダグラス郡保安官事務所がフェイスブックに投稿したこの動画は、同事務所の保安官代理マイケル・グレゴレックのボディーカメラが記録したものだ。
映像の冒頭、車両火災の通報を受けて現場に到着したグレゴレックは警棒で車の窓をたたき割る。懐中電灯を車内に向けるも、充満する煙のせいで様子を確かめることができない。
後ろ側に回ってガラスを割ると、閉じ込められていたイヌのハンクが顔を出した。よだれを垂らし、弱った愛犬を飼い主は必死に引っ張り出そうとするが、その過程で煙を吸い込んでしまう。グレゴレックが代わって手を伸ばし、なんとかハンクを抱き上げて救出に成功。すぐさまクルマから離れたところへと避難させた。雪の上に運ばれたイヌはすぐに自力で歩き出した。
現場を目撃した近所の住民がイヌの容態を確認するべく、獣医師の妻を呼び出した。しかし、彼女が到着する頃、ハンクはすでに走り回り、遊びたがっている様子でケアの必要はほとんどなかったという。
この映像はフェイスブック上で48万回以上再生され、1000件以上のコメントが寄せられている。(10日時点)
自身もイヌを飼うグレゴレックはニューヨーク・ポスト紙に対し、「あの時考えていたのは『何が起ころうと彼は私と一緒に出てくる』ということだった」と語っている。