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パンデミックロシア、コロナ死者がブラジル抜き世界2番目の多さ

ロシアの新型コロナウイルス感染による死者数が、ブラジルを抜いて世界2番目の多さになったことが30日、ロシア連邦国家統計局(ロスタット)とロイターによる集計で分かった。10月21日、モスクワの病院で撮影(2021年 ロイター/Maxim Shemetov)
ロシアの新型コロナウイルス感染による死者数が、ブラジルを抜いて世界2番目の多さになったことが30日、ロシア連邦国家統計局(ロスタット)とロイターによる集計で分かった。
統計局によると、11月の国内の新型コロナ感染による死者数は、1カ月としては過去最悪の8万7527人。ロイターが統計局の発表に基づき集計したロシアの累計死者数は65万8634人と、ブラジル(61万8800人)を上回り、米国(82万5663人)に次ぐ水準となった。
ロシアのこれまでの死者数はオミクロン変異株の拡散の影響は受けておらず、保健当局はデルタ株の拡散とワクチン接種の遅延が感染拡大の背景にあるとの見方を示している。
ただロシア保健省監督局は30日、国内で103件のオミクロン感染を確認したと発表。当局は医療機関に対し、感染急拡大に備えるよう要請した。

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