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感染症対策混ぜても安心? タイ、中国シノバック製ワクチンをアストラ製と混合接種へ

タイ政府高官は、中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物化学)製のワクチン1200万回分を追加購入する方針を明らかにした。プーケットで4月1日撮影(2021年 ロイター/Jorge Silva)
タイ政府高官は17日、中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物化学)製のワクチン1200万回分を追加購入する方針を明らかにした。シノバック製ワクチンを巡っては、感染力の強いデルタ株への有効性に懸念が浮上しているが、追加購入によって接種加速を図る。
タイは当初、国内で製造した英アストラゼネカ製ワクチンを中心に使用する計画だったが、供給量が政府の目標を下回る中、シノバック製と組み合わせて接種している。
6月に大規模接種を開始したものの、接種を完了した人は人口の7.3%にとどまる。
混合接種では1回目にシノバック製、2回目にアストラゼネカ製を使用する。当局者はこの方式について、デルタ株に対し有効としている。この組み合わせでの接種を発表したのはタイが初めて。
同国では17日、新型コロナによる死者が239人と過去最多を更新し、累計で7973人となった。累計感染者数は今週中に100万人を突破する見通し。

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