ロサンゼルスがマスク再義務化、「ワクチンは効いている」が問題は...
バズフィードニュースのピーター・アルドハウスが警告したように、現在は「2つのアメリカ」が併存している。ワクチン接種済みのアメリカでは、感染者は少なく、新型コロナは無症状の感染症や単なる風邪と変わらない場合がほとんどだが、未接種のアメリカはそうではない。
ロサンゼルスを含む多くの地域では、この2つの異なるアメリカが同じ場所に混在している。接種率がこのまま伸びなければ、誰もがマスクを着用せざるを得ない状況に逆戻りしかねない。接種済みの人と未接種の人を区別できない以上、封じ込めが必要なレベルまで感染が再拡大した場合、マスク着用は最も手っ取り早い防止策だ。
CDCが全ての人に屋内でのマスク着用を推奨すべきか、マスク着用は地域の感染状況に応じて地域レベルで選択すべきかについては、今のところ意見が割れている。しかし、1つはっきりしていることがある。まだマスクを捨ててはいけないということだ。
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ロサンゼルス郡の新規感染者数は7月15日、3月半ば以降で最多の1537人を記録。同郡を含むカリフォルニア州は6月15日、感染状況の改善で医療施設などを除いてマスクの着用義務を解除していた。同州の少なくとも1回ワクチンを接種した人の割合は現在63%で、最近伸び悩んでいる。
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