米ワクチンを潰すため、西側インフルエンサーを買収していたロシア
Influencers Claim Agency With Russian Connections Offered Cash to Discredit Pfizer Vaccine
同様に、チャンネル登録者数150万人のドイツのユーチューバー兼ポッドキャスターのミルコ・ドロチュマンも、ファイザー製ワクチン関連の死者に関する「情報キャンペーン」への参加を求める電子メールのスクリーンショットを投稿した。
「興味深い。代理店から『情報キャンペーン』に加わらないかと打診された。リークされたというコロナワクチン接種による死亡に関する文書へのリンクを共有してほしいという話だ」と、 ドロチュマンはツイートした。
Sehr interessant: Eine Agentur meldet sich und fragt, ob ich Teil einer „Informationskampagne" sein will. Es geht darum, einen Link zu angeblich geleakten Dokumenten zu Todesfällen bei Corona-Impfungen zu teilen. Gegen Geld. Sitz der Agentur: London. Wohnort des CEO: Moskau. pic.twitter.com/5x0Wqx79oZ
— Mirko Drotschmann (@MrWissen2Go) May 18, 2021
ファジーの住所は、ロンドンのパーシー街5番地となっているが、そこに同社は登録されていない。そのかわり、同社の経営陣はモスクワ出身者でロシアの起業家との関係があることが判明した、とガーディアン紙は報じている。
ファジーのサイトは25日の時点でアクセスできなくなり、本誌は接触できなかった。
ロシアの仕業と思われるコロナワクチン関連のニセ情報活動は、今に始まったことではない。今年4月に発表された欧州連合(EU)の機関の報告書によれば、ロシアは政府省庁や企業やロシア寄りのメディアを使って、「西側諸国とEUはロシアが開発したコロナワクチン、スプートニクVに対する破壊活動を試みている」というニセ情報を拡散する大がかりな活動を開始した。
多岐にわたるニセ情報活動
米国務省は3月、ロシア諜報機関の指示でファイザーとモデルナが製造するコロナワクチンに関するニセ情報を拡散する3つの情報配信サイトを特定した。
ロイター通信によると、これらのサイトは「ファイザーとモデルナのワクチンだけでなく、国際機関や軍事紛争、抗議行動、そして国民を分裂させる問題など、さまざまな種類のニセ情報を拡散した」と、国務省の広報官は語った。
「国務省は引き続きロシアの悪質なオンライン活動を暴き出す」と、広報官は付け加えた。「そして、引き続き同盟国やパートナーと緊密に協力し、世界中のニセ情報に対応していく」