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台中関係台湾軍、南シナ海で配備増強 建造中の潜水艦めぐり米が部品輸出を承認
台湾の邱国正国防部長(国防相)は17日、南シナ海で人員や兵器の配備を強化したことを明らかにした。写真は台湾の沿岸警備隊員。南シナ海のイツアバ島で2016年11月撮影(2021年 ロイター/J.R Wu)
台湾の邱国正国防部長(国防相)は17日、南シナ海で人員や兵器の配備を強化したことを明らかにした。また、台湾が建造中の新たな潜水艦に搭載する機密技術の輸出を米国が承認したと述べた。
邱氏は議会で、台湾が南シナ海で実効支配する太平島への人員と兵器の配備を増強したと明らかにした。太平島は南沙(スプラトリー)諸島で最大の自然島とされ、台湾は沿岸警備隊を派遣している。
邱氏は、中国が台湾を攻撃する可能性があるかとの議員の質問に対し「中国には戦争を始める力がある」とし、「私が目指すのは常に態勢を整えておくことだ」と答えた。
その上で、中国の「拡張主義」を受けて台湾は太平島における自らの立場を強化していると述べた。ただ、再び軍を恒久的に派遣することは現時点で検討していないとした。
邱氏はこのほか、台湾が昨年開始した自前の潜水艦建造に必要な全ての機密部品の輸出を米国が承認したと明らかにした。
米国からの武器購入はバイデン新政権の発足によって影響を受けずに継続しているとも述べた。
中国が台湾の防空識別圏に頻繁に侵入していることなどについては、中国による消耗戦の一環だとし、軍は対応策を修正していると述べた。詳細には踏み込まなかった。
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