最新記事

議会襲撃

トランプ支持者、バイデン一般教書演説時「議事堂爆破」したいと威嚇=議会警察

2021年2月26日(金)09時03分

2月25日、米議会警察のピットマン長官代行は、1月6日に議事堂を襲撃したトランプ前大統領の支持者らが、議事堂を「爆破」し、議員を殺害したいと威嚇していると明らかにした。写真は1月6日、トランプ氏支持者らに占拠された米議会(2021年 ロイター/Leah Millis)

米議会警察のピットマン長官代行は25日、1月6日に議事堂を襲撃したトランプ前大統領の支持者らが、議事堂を「爆破」し、議員を殺害したいと威嚇していると明らかにした。

長官代行は下院歳出委員会の委員らに対し、トランプ氏を支持する過激集団のメンバーはバイデン大統領の「一般教書演説に直接関連付けて議事堂を爆破し、できる限り多くの議員を殺害したいとの願望を述べている」と説明。

その上で、議会警察が厳重な警備態勢を維持することが「賢明だ」と語った。

バイデン氏の一般教書演説の日程はまだ発表されていないが、慣例として年序盤に行われる。

1月6日の襲撃事件を受けて、首都ワシントンの治安対策は強化されており、有刺鉄線のついた壁が増設され、州兵が監視を行う検問所が設置された。約5000人の兵士が3月半ばまでワシントンにとどまるとみられる。

議事堂襲撃事件ではこれまで加害者200人以上が訴追されており、「オース・キーパーズ」や「プラウド・ボーイズ」といった極右集団の関係者も含まれている。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...



ニューズウィーク日本版 独占取材カンボジア国際詐欺
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月29日号(4月22日発売)は「独占取材 カンボジア国際詐欺」特集。タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米国務長官、今週のウクライナ和平交渉に出席せず 訪

ビジネス

米国、英国に自動車関税10%から2.5%への引き下

ワールド

米財務長官、アルゼンチンに信用枠供与の用意 為替安

ビジネス

FRB議長「解任しない」とトランプ氏、利下げなお要
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 2
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 3
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負かした」の真意
  • 4
    パウエルFRB議長解任までやったとしてもトランプの「…
  • 5
    アメリカは「極悪非道の泥棒国家」と大炎上...トラン…
  • 6
    【クイズ】世界で最もヒットした「日本のアニメ映画…
  • 7
    日本の人口減少「衝撃の実態」...データは何を語る?
  • 8
    コロナ「武漢研究所説」強調する米政府の新サイト立…
  • 9
    なぜ世界中の人が「日本アニメ」にハマるのか?...鬼…
  • 10
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 4
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 5
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 6
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 7
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 8
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 9
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 10
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 7
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 8
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 9
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 10
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中