【世論調査】ロシア反政府デモ、肯定派は半年で半減?
ANTON VAGANOV-REUTERS
ロシア政府による抗議デモへの弾圧は、人々の意志をくじくのに成功している。
反体制派の指導者アレクセイ・ナワリヌイの釈放を求め、1月23日~2月2日に3度行われたデモでは1万1000人以上が逮捕され、デモ隊に暴力を振るう警察の動画も拡散された。
そんななか世論調査会社レバダセンターが1月29日~2月2日に行った調査では、今後の抗議行動に参加すると答えた人は15%と、昨年11月の19%から4ポイント減少。政治的抗議を肯定的にみている人も、昨年8月の47%から22%に激減している。
反政府デモの機運がしぼみつつあるなか、今年9月の下院選に向けて野党側は戦略の立て直しを迫られそうだ。
19% ➡ 15%
抗議デモに参加予定の人
(昨年11月から4ポイント減)
47% ➡ 22%
政治的抗議を肯定的にみる人
(昨年8月から25ポイント減)
<2021年2月23日号掲載>