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感染症対策コロナワクチン、1瓶で何回接種可能? スウェーデン保健当局は明確化求め支払を保留
写真はファイザーのワクチン、北アイルランドのベルファストで昨年12月8日に代表撮影(2020年 ロイター)
26日付のスウェーデン紙ダーゲンス・ニュヘテルは、同国保健当局が欧州連合(EU)に対し、米製薬大手ファイザーへの新型コロナワクチンの支払いに関し、1瓶あたり接種何回分を支払うのか明確にするよう求めていると報じた。
数週間後に迫る支払期限までの回答を期待しているという。
同紙は、何回分の接種に対する請求なのか明確になるまで、スウェーデン政府はファイザーと独ビオンテック製ワクチンへの支払いを保留としていると伝えた。ファイザーは1瓶あたり接種回数を合意していた5回ではなく、6回として請求している。
また同紙によると、スウェーデンは1瓶あたり何回分の摂取量が入っているのか、欧州委員会とファイザーで合意することを求めている。
スウェーデンの新型コロナウイルス対策の責任者を務めるアンデシュ・テグネル氏は記者会見で報道に関して問われ、「事実だが、既存の請求の支払期限はまだなので問題ない。期限までの回答を期待している」と応じ、期限まではあと数週間あると付け加えた。
同紙は、ファイザー・スウェーデン法人の広報責任者の「6回接種が承認されてから、われわれはその数字を使っている。承認を受けた製品概要に従う必要がある」とのコメントを引用した。
欧州医薬品庁(EMA)は今月、ファイザー・ビオンテック製ワクチンに関し、1瓶で接種できる回数を6回に増やすことを認めた。 スウェーデンはEUの共同購入プログラムで必要量よりも多くのワクチンを購入し、残余分はEUに加盟していない隣国ノルウェーに渡している。
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