パーラー排除で息を吹き返したSNS「ギャブ(Gab)」は、かつて反ユダヤ主義の温床だった
Fringe Social Network Gab Says it Gained 600,000 Users as Parler Shut Down
パーラーが主要プラットフォームから締め出されたことがギャブには追い風になっているにもかかわらず、ギャブはツイッターで、パーラーがいずれオンラインに戻る方法を見つけ出せるよう望む、と投稿した。トーバはこの件について1月10日に声明を発表し、こう述べている。
「もしあなたのビジネスがシリコンバレーの支配者たち(アップル、グーグルなど)に依存して構築されているのであれば、あなたの存在が脅威となったとき、彼らはあなたを破壊できるし、そうするだろう」
トーバは、さらにこう述べた。「ツイッターやフェイスブックには、あらゆる類いの不快で恐ろしいコンテンツがある。(中略)それなのにアプリストアで配信されている。アップルがパーラーの配信を禁止したのは、客観的な基準のためではない。政治的な動機によるもので、シリコンバレーのエリートたちが、普通のアメリカ人をいかに見下しているかの証拠だ」
本誌は1月10日、ギャブ公式サイトに掲載されていたアドレスにコメントを求めるメールを送ったが、自動返送メールが返ってきただけだった。翌11日にサイトにアクセスを試みたが、負荷がかかった状態が続いているようで、読み込みに時間がかかったり、開かなかったりすることが多かった。
パーラーについては、アマゾンがホスティングを停止したため、1月11日時点でアクセスはできない。その直前にはグーグルとアップルが、それぞれのモバイルアプリ配信サービスからパーラーを削除している。
(翻訳:ガリレオ)