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国家安全法香港で反政府活動関連サイトが閲覧不能に ネットにも国家安全法適用、接続業者が遮断

2019年の香港の反政府活動に関する資料を主に扱うウェブサイト「HKクロニクルズ」は、インターネット接続業者(ISP)によってアクセスできない状況になったと明らかにした。写真は中国の建国記念日に国旗を掲揚する香港警察。香港で昨年10月撮影(2021年 ロイター/Lam Yik)
2019年の香港の反政府活動に関する資料を主に扱うウェブサイト「HKクロニクルズ」は、インターネット接続業者(ISP)によってアクセスできない状況になったと明らかにした。
6日夜の段階でサイトを閲覧できなくなったとの報告がユーザーから入ったという。
編集長のナオミ・チャン氏は声明で「支持者と協議し調査した結果、香港の複数のISPが意図的に我々のサーバーへの接続を切断したため、閲覧不能になったことが分かった」と述べた。
香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは9日、匿名の情報筋の話として、香港警察が国家安全維持法の規定を初適用し、域内のISPに香港クロニクルへのアクセス遮断を要請し始めたと伝えた。
香港政府保安局の報道官はロイターの取材に対し「警察は特定の問題にコメントはしない。警察は常に実際の状況を踏まえ法に従って対応する」と電子メールで回答した。

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