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感染症対策英アストラゼネカ、新型コロナ抗体カクテルの後期治験開始 予防だけでなく治療に使用できる可能性も
英製薬大手アストラゼネカは21日、新型コロナウイルスの予防を目的とした抗体医薬の後期臨床試験(治験)を開始した。写真は同社のロゴ。ニューヨーク証券取引所で2019年4月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)
英製薬大手アストラゼネカは21日、新型コロナウイルスの予防を目的とした抗体医薬の後期臨床試験(治験)を開始した。欧米で計5000人の被験者を対象に安全性や有用性を調べる。
抗体医薬は、免疫の弱い人やワクチンの効果が表れない人などに有用となる可能性がある。
アストラゼネカの抗体カクテルは2種類のモノクローナル抗体を組み合わせたもの。同社によると、予防だけでなく治療にも使用できる可能性があり、医療従事者などに予防的に投与することなどが考えられる。
アストラゼネカのバイオ医薬研究開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、メネ・パンガロス氏は記者会見で、抗体カクテルによる感染予防効果の持続期間について「(少なくとも)6カ月と考えているが、12カ月近くになる可能性が高い」との見方を示した。
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