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事件ロシア反体制派指導者ナワリヌイ、空港ではなくホテルで狙われた? 宿泊先のボトルから「ノビチョク」検出
ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の関係者は、同氏が滞在したトムセクのホテルの部屋にあった、中身が入っていない水のボトルから、神経剤「ノビチョク」が検出されたと明らかにした。画像はホテルの部屋にあったボトル。同氏のインスタグラムアカウントに掲載された動画から(2020年 ロイター/Courtesy of Instagram @NAVALNY/Social Media via REUTERS)
ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の関係者は17日、同氏が滞在したシベリア西部の都市トムセクのホテルの部屋にあった、中身が入っていない水のボトルから、旧ソ連が開発した神経剤「ノビチョク」が検出されたと明らかにした。当初、同氏に毒物が盛られたのは空港だとみられていたが、そうではないことを示しているという。
ナワリヌイ氏のインスタグラムに投稿された動画によると、8月20日、同氏が救急搬送されたとの報が入ってから1時間後に同氏のスタッフらがホテルの部屋を捜索。
スタッフは可能な限り全てのものを回収するよう努め、同氏が搬送されたドイツの医師団に手渡されたという。またこの事実は、ロシアではこの件が捜査されないことは明白だということを示す、としている。
動画では、スタッフが空のミネラルウォーターのボトルを何本か回収する様子が映っている。2週間後、ドイツの検査機関がボトルから神経剤「ノビチョク」の痕跡を発見したとし、「毒物が盛られたのは空港に向かうためホテルを発つ前だったとみられる」と述べた。
ロシア側は予備的調査を行ったが、本格的に犯罪捜査を開始するにはさらに医学的な分析が必要だとの認識を示していた。
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