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海洋汚染モーリシャス沖座礁「わかしお」、船体が2つに分断 残油流出は限定的
インド洋のモーリシャス沖で座礁した貨物船「わかしお」の船体が現地時間の15日、2つに分断した。船主の長鋪(ながしき)汽船が16日、発表した。未回収の油は「一部流出したもようだが限定的と推定される」としている。15日撮影、Maxar Technologies提供(2020年 ロイター)
インド洋のモーリシャス沖で座礁した貨物船「わかしお」の船体が現地時間の15日、2つに分断した。船主の長鋪(ながしき)汽船が16日、発表した。
わかしおは、船体のやや後方の亀裂が進行し、現地時間15日午後2時に船体が分断した。船体の前方部分は当局の指示により沖合に曳航(えいこう)する。後方部分については関係当局と協議する。
同船が座礁した際には重油約3800トンと軽油約200トンを保有。既に船外に流出した油約1000トンを除く推定約3000トン分は現地時間12日までにほぼ全量を回収できたと見られるとしている。燃料油以外の潤滑油など約100トンは、同14日までに部分的に回収され、未回収の油は「一部流出したもようだが限定的と推定される」としている。
座礁事故の原因については、乗組員に対する捜査当局の聴取完了後、船主の長鋪汽船が聞き取りを行う予定。
(平田紀之)
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