宇宙に関する「最も恐ろしいこと」は何? 米投稿サイトの問いかけにユーザーの反応は
In Space No One Can Hear You Scream, But That's Not The Scariest Thing
1859年のキャリントン・イベント
ユーザーネーム「Andromeda321」の天文学者は、19世紀にイギリスの天文学者リチャード・キャリントンが観測した太陽フレア(キャリントン・イベント)は、地球に多大な影響を及ぼした、と指摘した。
ヒストリーチャンネルによれば、太陽フレアによって発生した磁気嵐が原因で、電報システムが停止。電報網を伝わった電流で技師が感電したり、電報用紙が発火したりした。また各地でオーロラが観測され、夜空があまりに明るいために朝だと勘違いする人や、この世の終わりが始まったと思う人が出たという。「いま同じような規模の太陽フレアが地球を直撃すれば、それがもたらす経済的な損失は数十億ドル規模にのぼるだろう」とAndromeda321は書く。
この人物はこうも指摘した。「太陽フレアの最も恐ろしいところは、どれくらいの頻度で発生するかが全く分からないことだ。だが2012年に、キャリントン級の規模の太陽フレアが地球をニアミスしたことは分かっている」
2020年6月16日号(6月9日発売)は「米中新冷戦2020」特集。新型コロナと香港問題で我慢の限界を超え、デカップリングへ向かう米中の危うい未来。PLUS パックンがマジメに超解説「黒人暴行死抗議デモの裏事情」