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アメリカ社会黒人暴行死事件の米ミネアポリス、市議会が警察解体の意向表明
米ミネソタ州ミネアポリス市議会の過半数の議員は同市警察を段階的に解体し、治安維持を図る新たな仕組みの創設を支持している。議員らが明らかにした。写真はニューヨークで同日行われた、人種差別に抗議するデモの様子(2020年 ロイター/Eduardo Munoz)
米ミネソタ州ミネアポリス市議会の過半数の議員は同市警察を段階的に解体し、治安維持を図る新たな仕組みの創設を支持している。議員らが明らかにした。同市の白人警官の暴行で黒人男性が死亡した事件への抗議活動が影響した。
市議会のジェレマイア・エリス議員はツイッターへの投稿で「われわれはミネアポリス市警察を解体する」と表明。「解体後に再び合体することはせず、治安と緊急対応へのアプローチを徹底的に見直す」とした。
黒人男性のジョージ・フロイドさんがミネアポリスの警官に首を押さえつけられて死亡した事件を撮影した動画が拡散し、抗議活動は全米だけでなく海外にも広がった。
ミネアポリス市議会はまだ、警察への予算停止あるいは組織見直しを正式に審議していない。ただ、リサ・ベンダー議長はCNNに対し、過半数の議員が支持していると表明した。
「ミネアポリス市の現在の形の警察組織を解体し、実際にわれわれの地域社会の安全維持につながる新たな治安のモデルを再建する決意だ」と述べた。
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