韓国総選挙にデジタル不正疑惑か? 中国から開票機を操作した可能性
文大統領の与党「共に民主党」が勝利していたが KIM MIN-HEE-POOL-REUTERS
<文在寅率いる与党の圧勝に終わった韓国総選挙で、開票機やファーウェイ製の通信機器、郵便投票と期日前投票に使われたQRコードなどが不正に操作された疑いが浮上>
4月に行われた韓国総選挙は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の与党「共に民主党」の圧勝だった。だがその後、選挙に不正があったという疑惑が持たれている。
イーストアジア・リサーチセンターによると、不正行為はデジタル面に関するものだ。開票機やコンピューターのハードとソフト、そして中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が製造した情報ネットワーク通信機器が不正に操作されたのではと疑われている。郵便投票と期日前投票に使われたQRコードにも疑惑が持たれている。
同センターによれば、開票機を操作するのに必要な指示は「期日前投票のQRコードやインターネットを介して、外部からメインサーバーに送ることができた」という。
選挙管理当局は期日前投票に使うWi-Fiに、ファーウェイの機器を使用するLGユープラスの5Gを選んでいた。イーストアジア・リサーチセンターは「投票所のサーバーを中国につなげ、開票機を操作できた」としている。
<2020年6月9日号掲載>
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