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CIA:中国はWHOに圧力をかけて世界中のマスクや防護服を買い漁った?

CIA Believes China Tried to Stop WHO from Sounding the Alarm on the Pandemic.

2020年5月14日(木)17時45分
ナビード・ジャマリ

しかし感染は世界中に拡大。中国に緊急輸出を行なった国々の一部は、マスクなど医療用品の不足に悲鳴を上げることになった。中国は国内の感染が収まると、アメリカをはじめ感染拡大地域に支援の手を差し伸べ、「マスク外交」を展開し始めた。

中国が原因不明の肺炎について初めてWHOに報告したのは昨年12月31日。アメリカに公式に知らせ始めたのは1月3日からだ。人から人への感染を中国当局が認めたのは1月20日。これにより当初の想定より感染率が高いことが明らかになった。WHOはPHEIC宣言の発出について1月22日と23日に投票を行なったが、結論は見送られ、1月30日に3回目の投票で、ようやく緊急事態を宣言した。

「WHO憲章(の第37条)には、『加盟国は事務局長および職員のもっぱら国際的な性質を尊重し、これに影響を与えようとしてはならない』と定めてある。グローバルな保健事業においてWHOの公平性と中立性を担保するために、このルールが不可欠だと、全ての加盟国が理解している」と、リンドマイヤー報道官は本誌に述べ、中国もルールを守っていると強調した。

果たしてそうなのか。5月中旬時点で、新型コロナウイルスの感染者は、世界で430万人を突破している。

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