空母のコロナ感染で苦境の米海軍、軍事演習で牽制する中国軍との緊張高まる
CHINA HOLDS NAVY DRILLS IN PACIFIC AS U.S. AIRCRAFT CARRIERS HIT BY CORONAVIRUS
2020年4月10日(金)15時30分
米海軍のコロナ感染が問題となっていた先月26日、中国と台湾を隔てる台湾海峡を米海軍の誘導ミサイル駆逐艦「マッキャンベル」が航行した。2月にはミサイル巡洋艦「チャンセラーズビル」が、また1月にはミサイル巡洋艦「シャイロー」が同様に台湾海峡を通過している。
米海軍のこの動きについて、中国国防省の任国強(レン・クオチアン)報道官は、「挑発的行為」だと非難した。さらに「いかなる外国勢力も台湾問題に介入することは絶対に許さない。(台湾)分離のいかなる試みも容認しない。人民解放軍は、全ての分離工作を阻止し、国家主権と領土統一を守る、意志と自信、能力を持っている」と述べた。
ほぼ同じ時期に、中国海軍は誘導ミサイルフリゲート艦2隻を投入した実弾演習を南シナ海で実施し、対潜水艦攻撃の訓練などを行っている。
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