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G7独メルケル首相「G7首脳会議でWHO支持を表明」
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ドイツのメルケル首相(写真)は16日に開かれた主要7カ国(G7)首脳によるテレビ会議で、新型コロナウイルスの世界的流行に対処するための一段の国際協調を訴えるとともに、世界保健機関(WHO)に支持を表明した。写真はベルリンで15日代表撮影(2020年 ロイター)
ドイツのメルケル首相は16日に開かれた主要7カ国(G7)首脳によるテレビ会議で、新型コロナウイルスの世界的流行に対処するための一段の国際協調を訴えるとともに、世界保健機関(WHO)に支持を表明した。ザイベルト報道官が明らかにした。
トランプ米大統領は14日、新型コロナへのWHOの対応を巡り、検証作業を進める間、資金拠出を一時的に停止すると表明しており、多数の国の首脳から批判を受けている。
ザイベルト氏の声明よると、メルケル氏はテレビ会議で、現在の危機は国際協調による強力な取り組みでしか対処できないと強調し、WHOを全面支持すると表明した。
メルケル氏はまた、欧州連合(EU)欧州委員会が提案しているテレビ会議システムでの支援国会議開催に賛同を示し、G7はアフリカ諸国の支援に関して特別な責任があると強調した。
ドイツのマース外相は、23カ国で構成する「多国間主義アライアンス」の電話会議後、WHOは引き続き「新型コロナとの戦いの基幹を成している」と指摘、「WHOの機能や意義に今、疑問を呈するのは理にかなわない」とした。
独仏主導の同アライアンスがWHOの強化で合意したとも述べた。
米国の拠出停止による資金不足をドイツが埋めるのかとの記者の質問にマース氏は、そのような行為は基本的に間違っており、他の国々に同様の行動を促すことになると応じた。米国が2019年にWHOに拠出した額は4億ドル強に上った。
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