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民主党予備選スーパー・チューズデー、バイデンが9州で勝利へ サンダースは最大票田カリフォルニアを制すもよう
米大統領選の民主党候補指名争いは3日、14州の予備選などが集中する「スーパーチューズデー」の投票が行われ、各種メディアなどの報道によると、バイデン前副大統領が少なくとも9州で勝利する見通しとなった。写真はバーモント州の選挙集会であいさつするサンダース氏(2020年 ロイター/Caitlin Ochs)
米大統領選の民主党候補指名争いは3日、14州の予備選などが集中する「スーパーチューズデー」の投票が行われ、各種メディアなどの報道によると、バイデン前副大統領がテキサス州とその他8州で勝利する見通しとなった。一方、全米支持率でトップを走るサンダース上院議員は最大票田のカリフォルニア州を制したとみられ、2強対決の構図が固まった。
黒人有権者層と穏健派、高齢者の圧倒的支持を得たバイデン氏は、カリフォルニアに次ぐ大票田のテキサス州を制する見込み。また、アラバマ、アーカンソー、マサチューセッツ、ミネソタ、ノースカロライナ、オクラホマ、テネシー、バージニアの各州で勝利する見通しだ。
この日最も予想外の結果となったのはテキサス州。サンダース氏は同州に多額の選挙資金を注ぎ込み、中南米系の有権者の支持を得て勝利するシナリオを描いていたが、バイデン氏に敗れる見通しとなっている。
エジソン・リサーチによると、サンダース氏は、地元のバーモント州のほか、コロラド州、ユタ州で勝利する見通し。FOXニュースとAPは、サンダース氏がカリフォルニア州で勝利したもようと伝えた。ただ、いずれのメディアもまだ勝者を確定していない。メーン州は接戦となっている。
この日の代議員獲得数は、現時点でバイデン候補が267人、サンダース候補が192人。これまでの合計獲得数は、バイデン候補が320人、サンダース候補が252人となっている。
今年7月の民主党全国党大会で党候補に指名されるには、1991人の代議員を獲得する必要がある。
一方、スーパーチューズデーから民主党候補指名争いに本格参戦したブルームバーグ氏は、これまでのところ勝利する見通しになっているのは米領サモアのみにとどまっており、支持は伸びていないもようだ。ただ、一定の得票がありテネシー、テキサス、コロラド、ユタ、カリフォルニア、アーカンソー州では代議員を獲得する見通し。
ブルームバーグ氏の陣営は、4日に選挙戦略を見直すとしている。ただ、撤退を意味するわけではないとも強調した。
スーパーチューズデーでは、ウォーレン上院議員に勢いはなかった。得票率は大半の州でサンダース氏、バイデン氏を大幅に下回り、地元のマサチューセッツ州でも劣勢となった。
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