米大統領選の候補指名争いの「スーパーチューズデー」とは?
有力候補はだれか
1カ所に時間と資金を投入するだけでは、スーパーチューズデーでは勝てない。テレビ広告を打つためのインフラと資金調達、各州でのスタッフ配備が必要になる。
カリフォルニア州の世論調査ではサンダース氏が首位に立っており、同氏はここでの勝利を弾みに大きくリードしたい意向だ。
ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、初期の州投票を飛ばしてスーパーチューズデーに向けた広告に5億ドル以上を投じており、中道候補の中で首位の座をバイデン氏から奪いたいと考えている。
テキサス州では、ブルームバーグ氏がバイデン氏から中道票を奪うとみられるほか、両氏ともサンダース氏を破れると期待している。
上院議員3人の地元州の動向も注目される。サンダース氏はバーモント州で楽勝する見通しだが、ウォーレン、クロブシャー両氏は地元州で厳しい戦いを強いられそうだ。
結果判明はいつか
党員集会を開く米領サモアを除き、3日は全州が予備選州だ。このため、2月に実施されたアイオワ、ネバダ両州の党員集会のような投票結果の報告遅延は免れそうだ。
もっとも、これだけ多くの州が投票を行うため、全体の結果判明には数日を要するかもしれない。
投票が最初に締め切られるのは、米東部時間に位置する州で、3日午後7時(日本時間4日午前9時)。その直後から結果が少しずつ分かり始めるはずだが、すべての投票結果が判明し勝利宣言が行われるのは数時間後だろう。
カリフォルニア州の投票は現地時間午後8時(日本時間4日午後1時)に締め切られる。2016年大統領選は非常な接戦となったため、ヒラリー・クリントン候補の勝利宣言までに1カ月を要した。
同州当局者らは、今年も接戦で、候補者はもっと多いが、当時よりも早く決着すると期待している。
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