新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(9日現在)
■新型ウイルス、エジプトで初の死者 ドイツ人男性
エジプトの保健省は8日、同国に入国したドイツ人男性(60)が、新型コロナウイルスへの感染で死亡したと明らかにした。新型ウイルス感染により同国で死者が出るのは初めて。
■国連、COP26準備会合を中止 新型ウイルスで4月末まで
国連は、11月に英グラスゴーで開く気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に向け、3月6日から4月末までにドイツのボンなどで開かれる準備会合を、新型コロナウイルス感染拡大を理由に中止した。
■ベトナムの銀行、新型ウイルスで不良債権比率が上昇
ベトナム政府は6日、一部の国内銀行で不良債権比率が上昇していると表明した。新型コロナウイルスの感染拡大で融資先の資金繰りが悪化しているという。
■英財務相、歳出上限を引き上げる手法を検討中
スナク英財務相は来年度予算の発表を11日に控えて、新型コロナウイルス対策や選挙公約履行に必要な財源を確保する必要性に迫られる中、歳出の上限引き上げが認められる規則の変更を検討していると明らかにした。
■米バンカメ、新型ウイルス対策巡り顧客に聞き取り調査=関係筋
関係筋によると、米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は、引受業務の案件に関するリスク評価プロセスの一環として、顧客に新型コロナウイルスの感染状況や対策について聞き取り調査を行っている。
■新型ウイルス、海外直接投資に打撃=国連報告書
国連貿易開発会議(UNCTAD)は8日に公表したリポートで、新型コロナウイルスの影響により、2020─21年の企業の海外直接投資(FDI)が従来予想よりも5─15%減少する可能性があるとの見通しを示した。さらに、新型ウイルスの影響は今後一段と悪化する可能性が高いと指摘した。
■EU、国家補助ルールの適用停止を検討 新型ウイルス対策
欧州連合(EU)は、新型コロナウイルスの感染拡大で特に打撃を受けている経済分野を対象に国家補助金や金融支援のルールの適用を一時停止することを検討している。
■サムスン、一部スマホ生産をベトナムに移管 新型ウイルスで
韓国サムスン電子は6日、スマートフォン生産の一部を国内からベトナムに一時的に移管すると発表した。同社では従業員の1人が新たに新型コロナウイルス陽性と診断され、多くの感染者が出た南部の大邱に近い亀尾の工場の一時的な閉鎖を余儀なくされた。