最新記事

感染症

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(11日現在)

2020年3月11日(水)12時10分

■米国で新型コロナ拡大続く、感染者約700人・死者25人

米疾病対策センター(CDC)は10日、新型コロナウイルス感染者数が9日の時点で前日から224人増え、計696人に達したと発表した。死者は6人増え、25人になった。

■原油安と新型コロナ、中東・北アフリカの「最悪の事態」に=世銀

世界銀行は、原油価格の記録的な下げと新型コロナウイルス流行により、中東・北アフリカ(MENA)地域は他の地域より、世界的なリセッション(景気後退)による副次的な影響を受けやすいとの見方を示した。

■伊、住宅ローンの返済猶予を検討 新型コロナ対策で

イタリア政府は、新型コロナウイルスの感染拡大封じ込めに向け実施した全国規模の移動制限によって深刻な影響を受ける国民に対し、住宅ローンなどの返済猶予を与える可能性がある。複数の閣僚が10日明らかにした。感染拡大による経済的影響を緩和する措置の一環という。

■イラン、全服役囚の一時釈放を 新型コロナで=国連特別報告者

イランの人権問題を担当する国連のラフマン特別報告者は10日、同国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受け、イラン政府に対し全ての服役囚を一時的に釈放するよう要請したと明かした。

■スペインの学校や議会、新型コロナで閉鎖 感染拡大阻止へ

スペインでは新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、複数の地域で休校を決めた。イタリアからの航空便も停止する。議員に感染者が出たことで議会下院も最低1週間、休会となる。

■独、現時点で新型コロナ対応の景気刺激策は不要=メルケル首相

ドイツのメルケル首相は10日、保守連合に所属する議員との会合で、新型コロナウイルスの感染拡大による影響に対応するために現時点で景気刺激策を導入する必要はないとの見解を示した。

■イタリア、新型コロナが長期成長下押しなら格下げも=S&P

格付け会社S&Pグローバルの幹部は10日、イタリアの信用格付けについて、新型コロナウイルスが同国の長期的な潜在成長率を損なうようなら格下げのリスクになるという認識を示した。

■英、新型コロナによる死者6人 感染者373人に増加

英保健当局は10日、新型コロナウイルスの感染による国内の死者数が1人増えて6人になったと発表した。感染者数は319人から373人に増加した。

■米航空各社、業績見通し撤回 新型コロナ影響緩和へ輸送能力削減

米航空各社は10日、2020年の業績見通しを撤回し、新型コロナウイルス流行による業績への影響緩和に向けた一連の措置を発表した。

■新型コロナ感染、米国で悪化の見通し=公衆衛生局長官

アダムス米公衆衛生局長官は10日、米国内での新型コロナウイルス感染拡大は悪化する見通しと述べた。

■欧州大手銀が新型コロナ対策拡大、当局は事業継続確保に焦点

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、欧州銀行大手による緊急措置が広がっている。一方、欧州連合(EU)の銀行監督当局は域内銀行の事業継続性の確保に焦点を当てているとし、必要な対策について連絡を取り合っているとした。

■トランプ米大統領、利下げ再要求 FRBは「お粗末で行動遅い」

トランプ米大統領は10日、米連邦準備理事会(FRB)は「お粗末で行動が遅い」と批判し、米金利を他国に並ぶ水準まで引き下げるよう改めて要求した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ資源譲渡、合意近い 援助分回収する=トラ

ビジネス

米バークシャー、24年は3年連続最高益 日本の商社

ビジネス

ECB預金金利、夏までに2%へ引き下げも=仏中銀総

ビジネス

米石油・ガス掘削リグ稼働数、6月以来の高水準=ベー
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 5
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 8
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 9
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中