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2020米大統領選 

ブルームバーグ出馬に民主党内からも批判噴出の理由

Michael Bloomberg Entering 2020 Race an 'Egotistical Charade' says Activist

2019年11月25日(月)18時20分
タレク・ハダド

「ラディカルと言われるかも知れないが」とオカシオコルテスは21日、ツイートした。「金持ちだからといって、出遅れていて勝ち目もほぼないのに大統領選にまた出馬して何億ドルもの金を火にくべるより、全米の州議会で(民主党が)過半数を獲得するために投資した方がいいのでは?」

「思いつきだけどね!」とオカシオコルテスは付け加えた。

本誌の元記者でバーニー・サンダース上院議員のスピーチライターを務めるデービッド・シロタは、巨大メディア企業ブルームバーグを所有する彼が大統領選に出ることが、ジャーナリズムと民主主義に与える影響を危惧する。

「ブルームバーグは、アメリカのメディアで働く人間の多くにとって雇用主だ。彼を激怒させるような報道はやりにくくなる」と、彼は言う。

ブルームバーグは、金融ニュースサービス企業ブルームバーグのCEOを務めており、総資産は580億ドルを超える。フォーブス誌の今年の世界長者番付では第9位につけている。

(翻訳:村井裕美)

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