最新記事

香港デモ

中国国営テレビ、米NBAのシーズン開幕戦放映せず

2019年10月23日(水)15時49分

中国国営テレビの中国中央電視台(CCTV)は、米プロバスケットボール(NBA)のシーズン開幕戦を放映しなかった。12日、深センで撮影(2019年 ロイター/Tyrone Siu)

中国国営テレビの中国中央電視台(CCTV)は23日、米プロバスケットボール(NBA)のシーズン開幕戦を放映しなかった。

NBAの独占TV放映権を持つCCTVはスポーツチャンネルで、レギュラーシーズン初戦のトロント・ラプターズ対ニューオーリンズ・ペリカンズ戦を放映しなかった。また、この日2番目の試合のロサンゼルス・レイカーズ対ロサンゼルス・クリッパーズ戦も放映せず、代わりに武漢で行われたミリタリーワールドゲームズを放映した。

CCTVは、NBAのレギュラーシーズンの試合を放映しないとは公式には発表していないが、CCTVのスポーツチャンネルの番組表には、週内のNBAの試合の放映予定は載っていない。

NBAのヒューストン・ロケッツのゼネラル・マネジャー(GM)、ダリル・モーリー氏が、香港の抗議活動を支持する内容をツイッターに投稿したことを受け、中国ではNBAへの反発が広がっている。

CCTVなど中国の国営メディアは、モーリー氏のツイートを強く非難。CCTVは、NBAとの関係を見直す方針を表明している。

[北京 23日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます




20191029issue_cover200.jpg
※10月23日発売号は「躍進のラグビー」特集。世界が称賛した日本の大躍進が証明する、遅れてきた人気スポーツの歴史的転換点。グローバル化を迎えたラグビーの未来と課題、そして日本の快進撃の陰の立役者は――。



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

フォード、今年はEV部門で最大55億ドルの赤字見通

ワールド

日航機がデルタ機と地上接触、米シアトル空港で けが

ワールド

トランプ氏の「出生地主義」制限にまた差し止め、米連

ビジネス

全米鉄鋼労組会長、日鉄・USスチール提起訴訟の棄却
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 3
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 7
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 8
    【USAID】トランプ=マスクが援助を凍結した国々のリ…
  • 9
    AIやEVが輝く一方で、バブルや不況の影が広がる.....…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 7
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中